血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする
統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師が
発表したとのことです。
日米の1万人以上を対象にした意識調査のデータ
を分析したとのことなので、これはまた、おそろしく
根気のいる作業だなと頭が下がる思いです。
ところで、血液型で云々するのは、日本人だけらしいですね。
私はなぜ日本人は血液型で云々するのが好きなのか
のほうにむしろ興味がありますが。
なお、ニュースでは、「A型の人は真面目」「B型は自己中心的」
といった血液型による性格診断は、国内で広く信じられている、
となっていますが、これは事実ではないと思います。
確かにそう思い込んでいる方々がいるのは、事実ですが、
「広く信じられている」ほどでは決してないと思います。
しかし、海外では血液型と性格が関連あるなどほとんど
話題にもならず、かつ、もともと科学的根拠のないことで
あるのに、現実に就職などで影響を受けることがある
わけですから、単純比較で広く信じられているというのも
間違ってはいないのでしょうか。
ただひとつだけ、はっきりしていることがあります。
それは、
日本人は血液型の話題が非常に好きであるという
ことです。
もちろん、血液型の話はさほど歴史があるわけではありません。
直接のきっかけは、文筆家の能見正比古さんが、
1971年に「血液型でわかる相性」「血液型人生論」
でブレイクしてベストセラーとなり、マスコミも注目し
血液型による相性など、だれでも興味を持つ話題
が手をかえ品をかえ出現し、当然商業ベースとも
無縁でなく、今日に至っています。
しかし、とはいえ、かくいう私も全く血液型と性格の
関連を信じていないのかと問われると、信じる信じない
ではなく、あたかも風評でまどわされる程度に
ちょっと意識していると答えざるを得ません。
個人的な体験と幼稚園のクラスわけのテレビの話