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千の風になって釜山港へ帰れ!イム・ヒョンジュさんが旅客船沈没事故の追悼寄付で歌う。

あの「千の風になって」が韓国の歌手、イム・ヒョンジュさんが歌い、注目されています。

2006年に秋川雅史さんが歌い、ヒットしたのが有名ですが、東北の大震災の時にも、
よく聞いたように思います。

この曲の作詞・作曲は、新井満さん。

2001年にアメリカ合衆国発祥とされる詩を訳して作曲したそうですが、そのきっかけは、
親友の奥様がなくなり、その葬儀に参列した一人が、この詩を読んで感銘を受けたと
のことです。

死んだ方の墓で悲しみに沈んでいたら、「泣かないでください」「私はそこにいません」
「千の風になってあなたとずっと一緒にいます」

と聞こえてくる。

この、死んで風になって、という死生観は、私にはアメリカ原住民、つまりインディアン
の感覚で、キリスト教的なものではないように思いますが、よくわかりません。

それにしても、この歌は、あまりにも直球すぎて、直球をそのまま、堂々と美しく歌われる
ことには驚きました。

しかも、それが大ヒットする。

日本人って、結構素直で、いいじゃないかって思ったんです。

死んで風になる、という死生観は日本人にはなじみがなかったはずですが、
あたかも、初めから知っているかのように素直に受け入れたわけです。

あ、話が大きくそれてきてしまいました。

私はいまや、日本の国民的な歌といってもよい、この「千の風になって」が、
韓国で歌われ、何かとぎくしゃくしている韓国との関係が、
良くなればと私は思っています。

あれだけ日本人が感銘した、冬のソナタもあります。


親しい人を失った、どうしようもない悲しみに、人間として違いなどありません!



また更に思い出すのは、韓国の、釜山港に帰れ、という曲です。

歌ったのはチョーヨンピルさん、日本では渥美二郎さん。

帰らない人を歌い、原曲では兄弟を、日本では恋人を対象としています。


ところで、「千の風になって」にしても、「釜山港に帰れ」にしても、
それぞれ、本当の作者は違います、といった話がありますね。


だからといって、これらの良い感銘を与える歌の価値が下がることはないと思います。

作品というものは、作者の手を離れた瞬間に、もう作者のものではないのです。

では、だれのものかっていうと、韓国人と日本人に愛された歌であるので、
韓国と日本の人たちをはじめ、この曲を聞いて感動したすべての人のものだと
思います。


このことと絡んで、突然、私自身の昔のちょっとしたエピソードを思い出しました。

誰にも話したことがないのですが、ずっと覚えていることです。


ある日、入院した息子を見舞いに病院にいこうと思って、みやげ物屋で、子ブタの小さな
人形を買ったときのことです。

その店は、大きな駅の地下街にあって、観光客も多く訪れている店でした。

私がレジにいってお金を払おうとしたのですが、機械がこわれたようで時間がかかっていました。

その時、作業着のような服装の監督者(店長かもしれません)が、やってきました。

その方は、お世辞にも愛想が良いとは言えず、これでよくお店をやっているなという印象でした。

私には何もいわず店員のかたに話をしていたのですが、なぜか私の顔を見ながら店員に、
「万引きするやつも多いんだから気をつけろ」 と言ったのです。

その場で、その失礼だと言うべきだったかもしれません。

言わなかったのは、たぶん私の気の弱さだけだと思います。


ともかく、私は自分が言われたように感じ、すごく嫌な気分になりました。

その嫌な気分は、そこから病院にいくまでの2時間ぐらいの間もずっと続きました。

そして、病室にいって、何もしらない息子に子ブタの人形をあげたら、とても喜んでくれました。

嫌な気分はまだ続いています。

でも息子の顔を見ていて、私はハット思いました。

この人形がかわいくて、何も知らない息子が喜んでくれているのは、この人形のかわいさだけ のせいではないのではいか。

もしかすると、あのいやーな、威張った店長らしき男の醜さが引き立たせているのではないか。

それによって、私が受けた、すごく不快な思いがあるから、この人形のかわいさ、優しさが
引き立つのではないか、と。


以上、はっきり言うと、盗作だろうがなんだろうが、その作品はそれ自体で生きているので、
作品の価値とは関係がない、ということをいいたいが為に、長くなってしまいました。

最後までありがとうございました。




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