加山雄三さんがご自身の状態を卒婚といったことで、卒婚ということがまた話題になっています。
卒婚(そつこん)とは、杉山由美子さん著作の「卒婚のススメ」(2004年4月)で創られた言葉らしいですが、
考えてみると既に10年たってるんですね。
10年というとリーマンショックの前ですから、まだまだ世の中、豊かな感覚がありました。
このことは、卒婚を考える際に大事です。
何故なら、卒婚をするために重要なポイントとして、夫婦それぞれが経済的にもある程度の自立が
必要であるからです。
少し前に清水アキラさんが長野と東京で卒婚状態であることを話しましたが、経済的な自立はあり、
また実際に月に1週間から10日間は同居しているので、変形の単身赴任に近い感じさえします。
そして加山雄三さんの卒婚です。巨大な借金をかかえていてセレブではないと事あるごとに
おっしゃってはいますが、破産したわけではなし、庶民の感覚からすれば別の世界の人となります。
結局のところ別居するにも金がいるので、それぞれが独立しているという状態を満たさなければ
卒婚はできないのでしょうか?
おっこちゃんは、そうは思わないのですが、ここで先日書いたコタツとミカンとの共通点に
思い当たりました。
コタツとミカンでは、日本人になじみの深い、コタツとミカンが減少傾向にあることを書きました。
そこで、いきなりの推論ですが、卒婚についても、共通の傾向があると思います。
どのような傾向かというと、個人の趣味や価値観の重視、家族という形態の変遷がみられることです。
そして、この傾向はさらに加速していくのではないでしょうか。
かつて団塊世代の方々が定年を迎えたころ、よくこんな話がありました。
定年になったら、ずっと上さんに苦労させていたから、一緒に温泉旅行や海外旅行にいきたいと
多くの男性が思っているのに、奥さんのほうはだんなとだけは旅行には行きたくないという話です。
卒婚は、それから、時代がくだって、より進化した形になったのではないでしょうか。
考えてみると、離婚は大変なことだし、まして仲もよいけれども別に一緒にすまなくてもいいと
考えれば、卒婚はとても合理的な解決案だと思います。
まして子供が成人していれば、何の問題もありません。
おっこちゃんは、それぞれの個人のライフスタイルを重視し、互いに尊重した結論が
卒婚ということであれば、むしろ卒婚を実現するために互いに努力していくことが大事だと
思います。
高齢化社会にあって、ただ残された時間を漫然とすごすより、生きがいをもって
すごすほうがハッピーなのではないでしょうか。
その為に、いろいろなコミュニティーを充実させたり、適切なアドバイスを受けられたりする
環境を創っていくことに、おっこちゃん自身も尽力したいと思うのであります。
2014-02-23 14:36
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