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食の偽装、この問題どう思いますか

有名デパートやホテルなどで食の偽装が話題になっていますね。

私は一流デパートやホテルに縁がないので、ロブスターが伊勢海老と「誤表示」されていようが、どうでもよかったのですが、そのうちに、なんだか最近もどっかで見たような記者会見の場面で、3人の背広を着た男性が頭を下げる風景をみて、妙な違和感を覚えました。

どっかでみたな、なんだったかなと思って、みずほ銀行が暴力団に融資していた事件だとやっと思い出しました。

記者会見で3人ほどが反省してますと誤まる構図、反省の色がまったくない、出来レースみたいな風景に、かなり飽きてしまっています。

言い方をかえると、無感覚になっています。

となるとモラルの問題を云々ということになり、それはそれで、退屈な話です。

食の偽装、食品偽装では、ミートホープのことは覚えています。

あの豚の銅像がちょっとかわいくて、あの社長も、もしかしたら豚に感謝しているのかなと思ったりしました。

「消費者はどこまでも安さを求めるだろ」と社長はいった時に、社長は自分が利用してきた豚への愛情を私は感じてしまったのでした。

あの豚の銅像はオークションでかなり高い値段がついたみたいですが、調べる気力まではありません。

しかし、ミートホープのように食の卸し業をしていると重い罪で、社長は実刑判決を受けたし会社はつぶれましたが、ロブスターを伊勢海老としてレストランで出したぐらいだと、「誤表示」ですむというのは、おかしなことです。

こんなこと、間違えますかね?

100歩譲って、間違えて誤表示であったとして、その後、誤表示が判明したら公表するのでしょうか。

あ、私もモラルの話をしちゃってますね。

この話はつまらないし、そんな話をしたいわけではありません。
また、中国の方から見ると、日本人は「真面目すぎる」、だそうです。

そもそも、偽ものを一生懸命に作る心理には、だまして儲けるという意図があるのは勿論ですが、だまされる人たちへの痛烈な皮肉がこめられているのではないでしょうか。

ロブスターと伊勢海老の味の違いは私にはわかりませんが、値段であったり希少価値であったり、他人がうらやむ高級レストランで食事をしている、高いお金を払っているという驕りが、そのものの真実の価値(味とか心のこもった料理であるとか工夫であるとか)で判断することを不能にしてしまっているのではないでしょうか。

そういえば、あるテレビ番組で、ごく普通の牛肉を普通のオイルに浸しておいてから焼いたステーキと、松坂牛の霜降りステーキとの判別が食通といわれる方々でもつかなかった場面を見たことがあります。

そろそろ本当に大事なものが何であるか見つめていきませんか。

ブランドがなぜいいかといえば、品質に信頼があるからであって、ひとつひとつの価値を決めていくのは消費者の一人一人であるという、当たり前のことを認識していきたいですね。

この事件は、本当に価値のあるもの、大事なものを見失ってしまった私たちには、起こるべくして起こった事件であると思えてなりません。


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